ゴム手袋はあらゆるシーンで活躍するアイテムですが、保管方法によってはゴムが劣化してしまい、衛生的な使用が難しくなる場合があります。常に清潔に使用するためにも、ゴム手袋は適切な方法で管理しましょう。また、ベストな環境で保管をしても、使い捨てグローブは経年劣化をおこしますので、ご購入数量もご使用する量を見極めて適切な数量のご購入を推奨いたします。
今回は「ゴム手袋が劣化する原因」を解説すると共に「適切な管理方法」を紹介します。収納場所に関するアドバイスも記載しているので、ゴム手袋を愛用中の方はぜひ最後までご覧ください。

著者紹介
歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。
今回は、ゴム手袋の収納について解説します。管理方法や置き場所について紹介していますので、手袋管理の参考にされてください。
ゴム手袋が劣化する原因

ゴム手袋は消耗品の1つですが、保管方法や管理方法によって劣化が早まる場合があります。劣化の原因は以下2つのポイントが考えられるので、今一度ゴム手袋の管理方法を見直しましょう。
水ぬれの可能性がある・高温多湿な環境に置いてある
水ぬれが起こる可能性がある場所や高温多湿な環境は、ゴム手袋が劣化する原因につながります。水ぬれや湿気の多い場所、気温の高い室内で管理している方は、ゴム手袋の保管場所を変えて劣化を防ぎましょう。
高温多湿な環境はカビも発生しやすい傾向にあるため、衛生的にゴム手袋を使用するためにも室内環境を整えることが大切です。気になるニオイの原因を作らないためにも、湿気の多い場所や気温の高い室内での保管は避けてください。
紫外線や直射日光・オゾンの影響
ゴム手袋は素材の性質上、紫外線や直射日光、オゾンの影響を受けて劣化する場合があります。これらは原材料が劣化する原因の1つですので、なるべく紫外線や直射日光が直接当たる場所での保管は避けましょう。
ゴム手袋は劣化すると破れやすくなる傾向があるので、長く愛用するためにも保管場所を工夫することが大切です。窓際などは紫外線や直射日光、オゾンの影響を受ける可能性があるので保管場所を変えてみてください。
ゴム手袋の置き場所も重要!収納方法例

ゴム手袋の置き場所は、目的に応じてすぐ取れる場所に設置するのが良いでしょう。用途別の例だと以下のような場所になります。
収納のコツとしては、定位置での管理をすることで作業効率のアップに繋がるでしょう。また、在庫管理シートがあると在庫が少なくなった時に補充できる仕組みが作れるため、便利です。
ゴム手袋の正しい管理方法

衛生面を考慮して使い捨てのゴム手袋を使用している方は多いでしょう。使い捨て手袋は箱の中に収納されている商品がほとんどですが、箱に入った状態でも適切な管理が必要です。
未使用のゴム手袋の管理方法
未使用分は箱のまま保管しますが、箱のままでもゴムの素材の性質上、日の当たる場所での保管は避け、湿気の多い場所での保管も控えてください。また、使い捨て手袋を衛生的に使用するためにも、汚染されやすい場所での保管も避けることが大切です。
箱が汚れたり、破損しないように収納ケースに入れて保護するのもおすすめです。
管理方法として多数の人が使用する場合は、サイズ別や種類別にラベルで管理するのもポイントです。
箱を開封したゴム手袋の管理方法
使い捨てゴム手袋は、1度使用したら必ず破棄するのが基本です。(衛生管理上の原則)さらに衛生的に作業したい場合は、1工程ごとに手袋を交換することも重要です。
使い捨て手袋を取り出す際に乱雑に扱う方もいますが、汚染物質が付着する原因となるので丁寧に取り扱いましょう。箱に汚れが付着しないように定期的に拭き掃除をしたり、汚れが箱に飛び散るのを防いだりしながら適切に管理を行ってください。
購入する際の参考に|ゴム手袋の選び方も知っておこう

ゴム手袋は幅広いシーンで活躍するアイテムですが、用途や目的に合わせて商品を選ぶことをおすすめします。手袋を選ぶ際に注目したいポイントを紹介しますので、以下を参考に自分に合った商品を見つけてください。
素材の機能性から選ぶ
使い捨て手袋と一口にまとめても、商品によって様々な素材が使われています。手先の細かい作業が求められる用途では、ゴム素材を起用したラテックス手袋やニトリル手袋がおすすめです。
ラテックス手袋は伸縮性に優れているので肌にしっかりと密着し、ゴムならではのグリップ力も発揮します。ただし、天然ゴムで作られているのでラテックスアレルギーの方は肌トラブルを引き起こす場合があるので使用は控えてください。
耐突刺性や耐油性、耐薬品性に優れているのはニトリルグローブです。
食品業界や医療機関で多く活躍しています。合成ゴムで作られていますが、ラテックスアレルギーの要因にはならないので多くの方が利用できる素材です。
厚みから選ぶ
素手に近い感覚で使い捨て手袋を使用したい方は、薄手タイプがおすすめです。手先にまでしっかり感覚が伝わるので細かな作業もしやすいです。
肌をしっかり保護したい方には厚手タイプが向いています。厚みがある分ハードな作業が求められるシーンでも活用できます。
グローブの厚みは弊社のカタログではMサイズを基準にした1枚の厚さから厚みを3段階に分けています。「厚手」「レギュラータイプ」「薄手」。またカタログには、指先の厚さを数値で記載しております。
色で選ぶ
使い捨て手袋は様々なカラーが展開されています。清潔感を重視して選びたい方は、ホワイトカラーやクリームカラーを選びましょう。ブルーカラーは異物を発見しやすい色味だと言われているので、食品業界でも多く使用されています。
調理を行うシーンでは汚れの目立ちにくいブラックカラーが多く起用されており、落ち着きのある色味としても人気があります。ほかにもピンクカラーやグリーンカラーも販売されているので、作業に合わせて使い分けたい方は複数色の使い捨て手袋を活用してみてはいかがですか。
再利用可能なゴム手袋と使い捨てゴム手袋の使い分け方

同じゴム手袋でも、再利用可能なゴム手袋と使い捨てゴム手袋があります。
汚れや細菌から手指を保護するといった意味では、繰り返し使用できるゴム手袋と使い捨て手袋の使用目的は同じです。繰り返し使用できるタイプの厚手のゴム手袋は、加熱調理やハードな水仕事に向いています。
食品を取り扱ったり医療機関で患者に触れたりする業種であれば、衛生管理が求められるため、常に手指を清潔な状態に保てる使い捨てタイプのゴム手袋を活用しましょう。
ゴム手袋の種類は用途や目的に合わせて使い分けることが重要です。清掃用は繰り返し使えるゴム手袋、食品を扱うときは使い捨てタイプを使用するなど、上手に使い分けてみてください。
使い捨てゴム手袋のおすすめ商品
使い捨てゴム手袋の中でもサイズ展開が豊富な2商品をピックアップしました。どちらもサンプル提供が可能な商品ですので、自分に合った使い捨て手袋を探している方はサイズ感や使用感をぜひ試してみてから購入してください。
エッセンス・プロ(ホワイト)

エッセンス・プロはラテックスグローブで伸縮性が優れているので、指先までピッタリと装着したい方に向いています。グリップ力にも優れているので、手先の操作感が求められるシーンでも大活躍です。
エッセンス・プロは素手感覚で使用できるのが大きな魅力ですので、操作性を重視して使い捨て手袋を選びたい方は、ぜひこの機会に試してみてください。
ニトリルフリー・プラス

スムーズな装着感を味わいたい方は、ニトリルフリー・プラスがおすすめです。塩素処理加工が施されているので、もたつくことなく使い捨て手袋を装着できます。
ニトリルフリー・プラスは厚手タイプの商品なので、肌をきちんと守りたい方にも向いていますし、強度が求められるシーンでも活躍します。カラーは清潔感のあるホワイトを採用しているので、幅広いジャンルの業界から愛されている商品です。
ゴム手袋装着時の注意点も把握しておこう

使い捨て手袋は衛生的に作業を行うために使用するアイテムです。使い捨て手袋そのものが汚染されないように管理するほか、使い捨て手袋を装着した状態で汚染物質を触ることのないように注意しましょう。
また、異なる作業ごとに使い捨て手袋を活用しているのであれば、混同して使用しないように注意してください。
あらゆる作業で使い捨て手袋を活用している方は、きちんと色分けして作業を行うなどしながら工夫をしましょう。
不適切な使い捨て手袋の使用例

使い捨て手袋の不適切な使用例を紹介します。うっかり汚染物質を付着させないためにも、以下のポイントに気をつけながら作業を行ってください。
- 使い捨て手袋の使用が必要ない作業で装着し、そのまま衛生面が問われる作業へと移行する
- 使い捨て手袋を装着した状態で、服を触ったり衣類の紐を結んだりする
使い捨て手袋に付着した汚れを次の作業に引き継いでしまう可能性がある行為です。使い捨て手袋を清潔に使用するためにも、上記のような使用方法に注意しながら作業をしてください。
ゴム手袋はきちんと管理!収納場所も工夫してみよう

ゴム手袋は素材の性質上、きちんと管理を行わなければ劣化してしまいます。劣化の原因となる高温多湿な環境や、直射日光や紫外線が直接当たる場所での保管は避け、使い捨て手袋が収納されている箱も清潔を保てるようにしっかり管理を行いましょう。
使い捨て手袋の選び方に悩んでいる方は、サンプルも活用しながら自分に合った使用感の商品を見つけましょう。ハッピーハンズではすべての手袋のサンプルをご用意しております。気になる手袋があった際はぜひサンプルを取り寄せて装着感を試してみてください。
グローブ商品一覧の上部にて「ラテックス」「ニトリル」など商品を絞って調べられるリンクがありますので、ぜひご活用ください。
また、サイト内ではグローブの1ページ目の写真にて素材の記載があります。写真左上に四角いアイコンで「ラテックス(紫のアイコン)」「ニトリル(グリーンのアイコン)」と表記しておりますのでご参考になさってください。